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HIVに感染した場合の症状は?感染からの期間によって症状は変わる

2020年01月27日

性感染症として最も有名であり、恐ろしいものとされているのが、HIVです。症状が進行すると、いわゆるエイズと呼ばれる病気であり、昔は不治の病として恐れられていました。現在でも根治するのは非常に難しいものですが、薬によって症状を抑えることは可能ですので、罹患したからといって必ずしも死につながるというわけではありません。

そんなHIVですが、感染から経過した時間によって現れてくる症状は異なってきますので、自分自身の身を守るためにもどのような症状がいつ現れてくるのか、ということについて知っておきましょう。

その前に、HIVの感染経路についておさらいしておきます。最も多いのが性行為による感染であり、コンドームなどの適切な使用によって防ぐことができるとされているものです。次に多いのが血液感染で、ウイルスによって汚染された血液製剤や注射器などを使用することによって起こります。また、妊娠している女性がHIVにかかっている場合には、その赤ちゃんにも感染してしまういわゆる母子感染が発生するのです。ほとんどの人にとって注意すべきなのは性感染のパターンですので、この点にまずは注意を払い、ウイルスから身を守ることが重要になります。

HIVウィルスに感染した場合、まず最初に急性期というものが起こってくるのが一般的です。これは体内でウイルスが急激に増殖したことによる体の反応であり、喉の痛みや発熱、身体のだるさなど、風邪のような症状が出てきます。通常数日で収まるものであり、インフルエンザなどと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。

この急性期が終わった後にしばらく訪れるのが、無症候性のキャリア期というものです。名前の通りに特に症状が現れず、自分ではほとんど気づかないでしょう。しかしウイルスのキャリアとして他人に感染させてしまう危険はありますので、注意が必要です。この期間は非常に長く、10年くらいとされていますが、人によっては15年以上続く場合もあるため、感染したのがいつかということがわからないケースも多くなっています。

もし治療をせずにこの二つの期間が過ぎてしまうと、最後にエイズ期と呼ばれる段階に進むことになるのです。細菌への免疫力が落ちてしまい、様々な病気にかかるリスクがあります。HIVは症状が風邪と似ているため判断が難しく、気づいた時にはエイズ期まで進行していることもあるのです。しかしウイルスを抑え込む薬の発達もありますので、罹患した場合でも適切な投薬で今まで通りの生活を営むこともできます。